2011年07月13日

3−1−2DF+α(アルファ)

ブンデスリーガに挑戦してから自分の課題として日本が世界と互角に戦えるようになるには、また韓国に勝つためにはどうしたらいいかよく考えていた。
様々の要因の中でフィジカルやオフェンス・ディフェンス・速攻の戦術を考えた時にその日の調子や相手との相性で大きく結果が変わらないのは安定した組織的なディフェンスであり、速攻にも繋がるDFシステムが重要だと考えた。


ハンドボール最強のDFシステムは格段の高さと動ける選手が揃った6-0DFだと思う。縦、横、ポストへの隙がもっとも少ないからだ。 しかし相手を圧倒するとなると2m級の選手が少ない日本人には厳しいだろう 。
代表的なDFシステムには6-0の他に3-2-1、5-1、4-2、4-1-1、3-3、マンツーマン、ダブルマンツー等あるが、私が考案した『3-1-2DF+α』が小さくても俊敏性に優れ、献身的な日本人に向いているDFだと思う 。


GK側から並べると
3:左サイド、センターバック、右サイド =6mライン沿い
1:中間DF(中央) =8m付近
2:左45度、右45度 =9m付近


『プラスα』とは相手のオフェンスがダブルポストになった時に変化させるDFシステムの意味としている。
ダブルポスト時には相手チーム選手のレベルや戦術に応じて6-0、3-2-1、5-1、4-2に変化させる。または得点力・展開力があるプレーヤーにマンツーマンやダブルマンツーに付くのも有効だ。正規のバックプレーヤーが少なくなるので攻撃力はかなり落ちる。プラスαについては1試合通じて変えなくてもいいが、前半・後半・タイムアウト明けに変更すると相手は困惑するだろう。


ハンドボールのディフェンスはロングやミドルシュートを射たれないように前に詰めて、1対1を抜かれなければ高確率で守れる。しかしそれを60分間完璧に止め続けることは難しいからブロックを利用してGKと連係して守ったり、『カバーリング』することによって相手オフェンスをフリースローで止めたり、プレー数を増やさしてパスミス、チャージング・オーバーステップ・ラインクロス等の反則、プレッシャーによるシュート・パスの精度低下を誘発させることができる。


『3-1-2DF+α』の長所は身長が低いチームでもロングシュートが射たれにくいこと。カバーリングがしやすく、ダブルポスト時の隙が少ないことだ。
短所は2つ。ダブルポストになる瞬間の隙とカバーした後にフリースローで止めないとサイドシュートの角度が広くなること。ただ瞬時にしっかりとプラスαDFへの移行ができれば問題無いし、サイドシュートも距離がある飛ばしパスなので駆け引き次第ではパスカットやパス精度を落とすことができるので許容範囲だろう。


【3-1-2DF約束事】
・ポストがいない側のサイドDFは相手サイドにパスを入れさせない。サイドからポストへのパスがなければセンターバックDFが中央に位置取れるため。45度にカットインをされそうな時は下がってパスをされてもいいが、サイドからの1対1はドリブルカットを狙いズラシのフェイントをさせない。ポストがいる時は下がって守り、ポストにパスが入る時はセンターバックよりも先にポストを守り、パスカット若しくはフリースローで止める。


・両45度の定位置は9m付近。ロングやランニングシュートを狙われない位置でDFする。その位置からならどちらに抜かれてもカバーできるが、できればアウトに抜かせること。高い位置で守り、決して9m内まで下がらないこと(下がるとセンターバックがカバー時に走りづらい)。相手センターが中間DFに対して1対1に来た時はカバーできるように一歩下がるとベスト。


・中間DFの定位置は8m付近。相手センターからの1対1に対しては9mより前に詰めて守る。抜かれた時にカバーしてもらえるように両45度よりも高い位置でアタックするのがベスト。 センターが攻めて来ないときには定位置でポストへのパスコースを切る。
・この時、相手センターの1対1に対して両45度を一歩下がらせ、低い3-2-1DFの形になるとベスト。最低でも3-3DFのライン。

・センターバックはポストを中央付近でマンツーマン。ポストがボール位置と反対側の遠い位置にいる場合は中央付近で守り、各DFの手の枝でパスコースを消す。両45度がアウトに抜かれた時はポストを捨てて相手45度を前に詰めてフリースローで止める。
・この時、フリーになったポストは中間DFが下がって守る。
・この時、逆側の45度DFは相手センターへのカバー。
・この時、逆側のサイドDFは相手45度とサイドへの飛ばしパスを駆け引きでカット若しくは狭いサイドシュートにするようにできるだけ追い込む(7mTにならないように触れない)。
・相手ポストのブロックプレーには「ブロック」とコーチングし、センターバックも付いていく。ポストと相手バックプレーヤーのマークはチェンジして守っても構わないが受け渡しはしっかりと行うこと。
・この時、センターバックの定位置がガラ空きになるので両サイドからのカットインは絶対に入れさせない(サイドDFは1秒に1度は首を振ってボールの位置と相手サイドの位置を確認しておく)。


・ダブルポストに入ってくる選手に対して誰がマークに付くかはチーム毎で約束事を作る必要がある(プラスαシステムで中間DFをどこに配置するかチーム毎に違うため)。約束事(例:センターがダブルポストに入る場合は中間DFが付く等)をしっかり決めておかないと瞬間的に隙が多くなる。


細かい約束事はまだまだあるし、チーム内でもっと作ることはできるが大きくはこんなところ。このDFシステムで週1回練習のクラブチームが日本リーグチームを倒したし、大学コーチ時代には母校がリーグ下位争いから優勝争いにまでになったので効果的で成果有り。


長くなりましたが『3-1-2DF+α』システムをやってみる価値はありますよ!
ぜひ広めて欲しいです(^-^)
質問がある方はコメント下さい。
※返事は遅くなります(申し訳ありません!)。

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この記事へのコメント
まさに理想的な論で、さすがまっけんさん。
☆相手のバックプレーヤーが能力いい、
☆ポストがくせ者
ならまさにセンターバックの能力が非常にカギだし、

サイド勝負でGKの阻止率があれば逆速攻で加点できて、いい流れが出来ますね。

GKとバックプレーヤーのみどる、ロング・の相性が良ければ、私は0-6で頼んでます。
別の意味で、どうしても社会人だと、体力に限りがあるので、スタミナ的にもDFに負担かけたくないし、

直近のルール運営の観点で見ると、
「フリースローで止める(正面でないボディコンタクト)=段階罰の可能セが私たちの学生世代のルールより(アテネ五輪以後)高くなっている」
ので、リスク回避の見方です。
でも、これは、まだ日本の審判の方は認識度が低いと感じています。

使い分けですねー
調子に乗ってmixi同稿で失礼しますた。
Posted by ルプラatまつ at 2011年07月13日 22:29
まっけんさん、はじめまして。
私は熊本の松橋で小学生にハンドを教えています。
DFシステムを色々検索していたらこのサイトを見つけました。

3・1・2は非常に実践的で面白いなと思いました。
私が教えているチームでは、高めの3・2・1をやっています。小学生には難しいかなと初めは思ったのですが、約束事がはっきりして個々人の責任が明確になるので、逆に経験値が少ない小学生にぴったりのDFだと感じてやっています。

差し支えがなければ、是非教えていただきたいのですが、ダブルになったときの3・1・2の守り方はどうするのでしょうか?4・2のようになるのでしょうか?

ちなみに私のチームでは、ダブルポストに対しては、ボールがある方のポストはセンターバック、ボールが無い方は45が見る約束にしています。この時、ボールがある方のトップ、45、サイドのDFラインはキープしながら、トップは相手のバックコートプレーヤー2人の中間を遮断して速いパスを通させない。ゆっくりなパスをさせて、ポストを見ていた45はセンターバックにポストを渡して定位置(9~10m)に上がる。逆側の45はポストを見に下がる。という守り方です。説明下手ですみません。
Posted by 斉藤 at 2011年07月18日 15:28
ルプラatまつ様
3−1−2+αDFシステムがこのブログからでも世の中に広がって欲しいです!


>>斉藤様
3-2-1の守り方は斉藤さんがおっしゃる通りがセオリーなので大丈夫ですよ!

3-1-2+αは3-2-1のトップDFを下げた変型したものです。
なぜ変型させたかというと3-2-1はトップDFが大型選手なら隙は少ないですが両45度間を速いパスで展開された時にカットインを許されたりサイドにズラされたりセンターバックが間に合わずポストパスを落とされるといったケースが増えるでしょう。
全てのDFシステムには長短があり上記が3-2-1の弱点です。 その弱点を無くすために考案したのが3-1-2+αです。
質問であったダブルポスト時の守り方は「相手バックプレーヤー」の体格、身体能力、得点力、展開力がある個人の選手に対して「1番相性が良いシステムに変更する」ことです。
それはダブルポストの隙を無くすために6-0(相手のロングを守れる場合)や4-2にするのも良いでしょう。 ただ僕がお勧めするのは中間DFがエースにマンツーマンか両45度に対してダブルマンツーですね。攻撃力が激減しますから。

そして実のところシステム変更よりも3-1-2+αの「1番の長所」は相手がセンタースリーで攻めてくる時に両45度が約束事を守っていたら、外に抜かれてもセンターバックがカバーにいき、中間DFが3-2-1のトップより定位置が低いのでポストへのカバーがしやすいこと。両45度が中に抜かれても定位置が低い中間DFがカバーしてくれることなんです。
ダブルポスト時にマンツーマンに付けばバックプレイヤーが足りなくなって相手は誰かしらが浮いてきます。そしたらまた相手が嫌がる3-1-2に戻せばいいんです。
6-0と違って選手は1対1のDF練習にもなるし、前に詰めて抜かれても全員でカバーするDFなので成長期のチームには個人のDF力を上げるいいトレーニングになると思いますよ!

僕の勉強にもなるのでどんどん質問して下さい!
Posted by まっけんまっけん at 2011年07月20日 17:55
まっけんさん

返答ありがとうございます。

ダブルポストになったときの考え方、詳しく説明していただいたので良くわかりました。なるほど。エースにマンツーマンは嫌ですね。なんでも小学生チームでやったらどうなるだろうと考えるのですが、これはいいディフェンスができそうな気がします。

本気でやってみようかと思っているのですが、すみませんがもう一つ聞かせてください。シングルポスト時、サイドが1対1からインに抜かれときのフォローですが、45DFが9mまで下がってフォロー準備、サイドがインに抜かれると思ったらフォロー、相手45のカバーには中間DFが行く、相手センターには逆の45DFがカバー、でOKでしょうか?3-2-1と同じですね。

小学生チームはどうしても7人のうち2,3人はちびっ子(130cmくらい)になることが大半です。サイドのマッチアップがとんでもなく極端なことがあるので、間が広いDFシステムのときはサイドへのフォローを決めておかないと、ベンチでずっこけるくらい簡単に抜かれるときがあるんですよね。
Posted by 斉藤 at 2011年07月21日 00:24
>>斉藤さん
なるほどなるほど!
小学生だと身体の大小がまだ大きいですからね!

文章で伝えることができるように頑張ります。
45度DFのサイドからの1対1フォローに関しましては9mに下がることは先入観でして、サイドDFの1対1の位置や足の出し方によって変わります。
約束事の中でポストがいない側のサイドは高い位置でパスをさせないように守りますので必然とサイドDFは高い位置となり、それに合わせて45度DFの位置も高くなります。

もっと細かく説明するとサイドDFの両足の「平行線」に合わせて45度DFの両足も一線となるように合わせること。これを俗にいう「ラインを合わせる」と僕は指導しています。
このラインを合わせないで隣のDFと「段差」ができてしまうと抜かれた時に警告となるようなカバーになったり、カバーできても容易にズラシのパスをされてしまいます。
そしてラインを合わせるためにサイドDFの足の出し方はインが前となり、45度DFもトップDFも一緒です。
この「ラインを合わせる」DFは全てのポジションで合わせることができればとても効率的にカバーすることができます(特に3-2-1)のでぜひ実践してみて下さい。

ハンドボール王国・熊本を支えているのは斉藤さんたちのような熱い指導者の方達なので応援しています!
松橋の子たちは松橋中や千原台(旧:熊本市商)に進学していくんですか?僕の世代は松橋中が全国制覇を何度も成し遂げていました!
Posted by まっけんまっけん at 2011年07月21日 10:39
まっけんさん

たびたび説明していただいて本当にありがとうございます。

なるほど、プレッシャーをかけて相手サイドにはボールを入れさせないということですね。ポストがいない側のサイド、とのこですが、ポストがいる側で高い位置でプレッシャーをかけてはスキができてしまいますか?基本的に両サイドにパスをいれさせない、というのもOKなんでしょうか?すみません、また質問になってしまいました…。

「ラインを合わせる」の話は大事ですね。私も「ここは右足が半歩前」とか言いながら小学生にDFを教えています。ですが、あらためて言われてみると最近はそういう細かいことの徹底をおろそかにしていた気がします。気をつけないといけませんね。

こんなに色々教えていただきながら、ろくに自己紹介もしてませんでした。大変失礼しました。

現在、松橋小学校ハンドボール部でコーチをしています。教員ではなく一般社会人です。コーチ歴は6年。最初の3年間は隣の豊福小でサブコーチをしていて、松橋小で今年で3年目です。熊本県は小学校でも部活動が盛んな地域が多い土地柄ですね。

年齢は37です。74年生まれですが早生まれなのでまっけんさより学年は一つ上ですね。松橋中で一応全国初制覇の代になります。補欠でしたが。一つ下の代も強かったですね。ご存知かわかりませんが、森山(千原台-日体大-湧永)、米満(千原台-順天-ホンダ熊本)というセンター・エース45コンビがいましたから。この二人は2年のときからレギュラーでした。
高校では地元の工業高校でハンドを続けましたが、適当な練習しかしてなかったので当然強くはなかったです。30過ぎで地元に戻って、コーチとして再びハンドに接することになり勉強をしはじめました。そして今に至る、です。

最近の松橋中ハンド部の進路は、男子はやっぱり千原台は多いのですが、国府高校(旧熊本女子商業高校)も多くなってきています。頭脳明晰な子は地元の進学校にも行くので、代によって主力が分散したり偏ったり様々です。昔はハンドで進学する子はほぼ熊本市商でしたね。あとは九州学院に少し。
女子は、城北、国府、松橋といったところです。昔は女子商か松橋。
市商とか女子商とか、懐かしい響きです。

松橋中の強みは、小学校からのハンド経験者のが多いことです。松橋中のエリアには4つの小学校がありまして、男子はうち2つ、女子はうち3つにハンド部があります。毎年いずれかの小学校は夏の全国大会や冬の九州大会に大体からむのでそれなりのレベルです。松橋小も今年1月の九州大会には熊本2位で出場できました。

今年の松橋中は男女とも教え子がいっぱいいますが、久々に全国上位を狙える力があると思いますので、ぜひご注目ください。
Posted by 斉藤 at 2011年07月22日 00:21
>>斉藤さん
ポストがいる側のサイドもプレッシャーをかけてもいいですがセンターバックの守備範囲が広くなることに気をつけて下さい。センターバックがあまりにサイド側に寄ってしまうと逆サイドがダブルポストに切ろうと考えてしまうからです。また早いパスで逆側の45度に展開されると外に抜かれた時にカバーに間に合わなくなります。ですので僕はポストがいる側のサイドにはあまりプレッシャーをかけにいかせないようにしてます。1対1のカバーについては3-2-1と同じように隣の45度DFにさせてます。

斉藤さんは僕の一つ上なんですね!
岩崎さんの代じゃないですか!岩崎さんとは大学の試合で会った時は挨拶してお話してましたよ。あと平井監督の息子さんもいましたよね。僕は東京の桜木中学校出身なので大阪開催のモルテン杯で先輩達が松橋中と準決勝で対戦しています。
そして森山、米満は超有名ですし、その下の池田や上田も有名でしたので知ってますよ!
あの世代は都呂々中、松橋、松橋と熊本三連覇ですからね。本当に強かったなぁ!
Posted by まっけん at 2011年07月22日 10:56
まっけんさん

度々ありがとうございます。なるほど、3-1-2の全体像が腑に落ちました。約束を徹底すればかなり守れるイメージがありますね。次の大きな大会は秋にあるのですが、3-1-2が熊本デビューする可能性大です。

まっけんさんはかなり熊本ハンドボーラーをご存知ですね。驚きました。親近感が急上昇です(笑)岩崎といえば早稲田に行った直人ですね。隣の豊福小学校というところで女子のコーチしてます。直人のサブコーチを3年やってたんですよ。その時に早稲田の3-2-1とか4-1-1とかを教えてもらいました。2年前からは一緒に松橋ハンドボールクラブを立ち上げて、週一で小学校低学年にハンド(というか運動の基礎)を教えています。
平井は熊本で高校の体育の教員をしていて、今は玉名高校というところで男子ハンドの監督しています。五つ下の平井弟は大分県で高校教員になり、大分雄城台高校をインターハイ常連校に育ててます。
ついでに皆書きますね。森山は湧永から広島で教員になり、修道高校のハンド部監督をしてると思います。米満は日本リーグ撤退後もホンダに残ってます。息子がいる豊福小男子ハンド部のコーチです。池田は熊本トヨタ販売に勤めながら社会人リーグの3部くらいでまだ遊びながらやってますよ。上田もホンダに残ってますね。4,5年前にこの松橋中OBメンバーにで県民体育祭に出ました。準決か決勝で負けましたが。森山がいなかったのが敗因。
みんな一線を退いているのですが、ハンドボールの底辺拡大のために微力をつくしています。まあみんなハンドボール馬鹿ですね。

もし熊本にくることがあれば教えてください。上記のおっさん達が大歓迎しますよ!
Posted by 斉藤 at 2011年07月22日 23:21
>>斉藤
3-1-2DF+αシステムで結果が出なかったら僕のせいですね。でもこのシステムを少しずつ広めていきたいので斉藤さん宜しくお願いします!!

岩崎直人さんは熊本に戻っていたんですね!懐かしいなぁ。池田君以外の行き先は知ってました。
森山君は学生選抜のキャプテンで同級生ながら僕の尊敬する人物です。友達になりたかったですよ!

大学の時はホンダ熊本の大宮大や国士館GKの田村とはよく話してました。あと明治のGKとも。
熊本の陸上自衛隊にも何人もいますよね!自衛隊の大会で対戦してました!熊本出身のハンドボール選手は詳しいです(笑)
Posted by まっけん at 2011年07月23日 01:31
まっけんさん

DFシステムがうまくいくかどうかは運用する人次第ですので、うまくいかなくてもまっけんさんのせいにはしませんので大丈夫です。でもこのシステムは約束事を徹底すれば守れないはずはないと思ってます。3-1-2+αの成否はまた報告しますね!
Posted by 斉藤 at 2011年07月24日 00:43
>>斉藤さん
実際一緒にトレーニングできたらよかったです!
良い結果をお待ちしておりますよ!
これからも頑張って下さい♪
Posted by まっけんまっけん at 2011年07月24日 18:34
 初めまして。名古屋でハンドボールを指導しているものです。名古屋では3-1-2DFを行っているチームがないので興味があり、質問させていただきます。OFがボール回しを行っているときのセンターはどのようにマッチアップすれば有効か教えてください。また、センターがきっかけを作ってくるときの対処法も教えてください。お願いします。
Posted by 太郎 at 2012年05月12日 11:58
太郎さん初めまして!
センターDFは両45度のカバーができるように基本的に凹んだ位置にいます。ただ相手センターの1対1に対しては前に出て守ります(この時、両45度は一歩下がる)。

キッカケやフォーメーションに対しては文中の約束事通り全員が連動して動き、ダブルポストになった時にαDFに変化すればいいです。
このDFをもっと効果的にするならばキッカケから最初にスピードをつけてボールを貰おうとする相手選手に対しては駆け引き(前に出たり下がったりパスカットを狙う牽制など)をするといいでしょう。
質問の答えになりましたでしょうか?
Posted by まっけん at 2012年05月18日 02:20
 まっけんさん、ありがとうございます。名古屋は地域的にハンドボールが盛んで名古屋を勝ち抜くのも大変なので、何か秘策を考えていました。どちらかの45度のバックプレーヤーがボールを持っているときは、フルバックは、ボールがない側にポストを置いて、ポストを対角側に置いた方が有利ですか?質問ばかりですみません。3-1-2の映像が見たいと思いますが何かありませんか?自己紹介が遅れてすみません。私も小・中・高・大・クラブチームでやってました。大学は福岡で谷川や植木と同じです。
Posted by 太郎 at 2012年05月21日 14:37
太郎さん
愛知県は激戦区ですからね。
谷川君とは大学四年でアラコ九州に登録した時に戦ったことがあります!

フルバックはシングルポスト時にはマンツーマンで構いません。
3-2-1の時と同じ動きです。

3-1-2はまだ浸透していないので情報はないでしょう。
また僕が考案したのはダブルポスト時に+αへの移行するDFです。
いま所属しているチームで試してジャパンオープンで使ってみたいと思ってます。
Posted by まっけん at 2012年05月22日 01:19
 まっけんさん、ありがとうございます。
DF練習をしているうちにいろいろと、難題が出てきましたので、ご意見をお聞かせください。
1.ポストが極端に再度側に位置をとった場合に、フルバックはマンツーで守った方がよいでしょうか?
2.センターからの1対1に対しては前に詰めて守る(抜かれた時はカバーしてもらえるように)とまっけんさんが書かれてますが、前に詰めるというのは10m以上前に出るということですか?なぜかといいますと、DFの両45度がOFの45度にマンツーマン気味に位置をとると、2-1の逆三角形が広がってしまい、どうしても45度がセンターのフォローにくるのが難しいんです。言葉では伝えることが難しくてすみませんが、よろしくお願いします。
Posted by 太郎 at 2012年05月28日 14:43
太郎さん
3-2-1DFのフルバックと同じ動きになります。
ポストが極端にサイド側に位置取るならサイドDFにポストパスを守らせてフルバックが挟み込んでカバーして下さい。ポストがボール側にいない時は対角パスを手を上げて枝でパスコースを消して下さい。

センターの1対1に関しては中間DFは上下の駆け引きで出来る限り前に出て守ってもいいです。パス回しの時点で45度がマンツーマン気味に前に出ることはありません。ゾーンDFなのでそれぞれの定位置で守って下さい。
Posted by まっけん at 2012年06月02日 07:55
はじめまして。
中学生にハンドボールを指導している者です。
私自身がハンドボールを経験しておらず、勉強しながら指導する毎日です。
このシステムがだいたい理解できたのですが、どうしてもわからない部分があるのでもしよければ教えてください。
サイドDFはポストがいるとき、下がって、ポストケア。
その時に、相手45度がアウトに切り込み、45度DFが抜かれる。
そこへセンターバックがフォローにくる。
この状況になると、ポストかサイドにパスを出されてしまうと思うのですが、どう考えればいいでしょうか。
Posted by tomato at 2013年03月28日 11:10
このディフェンスをやり始めて1ヶ月。よくできたディフェンスだと思います。まだ実力上位のチームと練習試合をしていないので何とも言えませんが、うちのチームの売りとしてがんばっています。質問は…今のところありませんが、何かあったらよろしくお願いします!ちなみに中学男子です。
Posted by まこまこ at 2013年09月21日 22:38
はじめまして。
沖縄でハンドをしているものです。
このDF時にサイドが奥に位置どりをした場合、どうすればいいのでしょうか?また、サイドは基本マンツーなのでしょうか?
Posted by クロ at 2013年10月07日 22:32
はじめまして!はなはなと申します。高校の指導をしています。
このブログを読んでから、3-1-2DFを使うようになりました。大変有効なDFで、0-6から4-1-1、そして3-1-2と変化しながらDFをしく形になっているのですが、3-1-2になると、相手が動き回るため、陣形が維持できなくなり、ハーフコートマンツーのようになってしまいます。相手のミスから速攻に繋がることも多いですが、失点になることもあります。実際に使われているとき、このようなことにならないですか?
何か対策があれば教えて下さい。
長文で失礼しました。
Posted by はなはな at 2013年11月01日 17:49
初めまして。
まっけんさんのDFシステム読みました。すごく勉強になりました。ありがとうございます。私のチームにも紹介してみます。
ところでまっけんさん、本日11月3日、FSTOで試合に出ていませんでしたか?背番号何番でしょう?フローターでいらっしゃいますよね?
突然変な質問で失礼いたしました。
Posted by ヒカル at 2013年11月03日 23:55
tomatoさん
お返事だいぶ遅くなってしまい申し訳ありません!
ブログをちょくちょく覗きに来ないといけないな…(苦笑)
ご質問の回答ですが45度が抜かれた時はセンターバックがポストのマークを捨ててカバーします。
捨てたポストのカバーはトップDFが下がってポストをマークします。
サイドプレーヤーはカットインしてきた相手45度と駆け引き(寄る振り)してサイドにパスを出させます。センターバックがカバーに来ているのでサイドはほとんど角度がないでしょう。
45度DFは高い位置(9〜10m)で守らないと(抜かれないと)センターバックのカバーが間に合わなくなるので注意して下さい。
Posted by まっけん at 2013年11月12日 17:13
まこまこさん
お返事遅くなってしまい申し訳ありません。
このブログを読んで実践してくれてるのですか?だとしたら嬉しいです!
もっとこのゾーンDFシステムが広がってほしいです(^-^)
Posted by まっけん at 2013年11月12日 17:17
クロさん
初めまして!
相手サイドが奥にいる場合の守り方は大きく分けて3つ。
ボールの位置が逆サイド側にある場合はDFをコンパクトにするためボール側に寄って構いません。ただし気をつけないといけないのはボールの位置と自分のマークを常に首を振って確認を続け、ポストへの切り込みを事前に防ぐことです。

ボールが自分サイド側にある場合はポストがいなければ相手サイドにパスを入れさせない。
ポストがいる場合は下がってセンターバックのカバーできる位置で守ります。
Posted by まっけん at 2013年11月12日 17:27
はなはなさん
3-1-2DFを使ってもらえて嬉しいです!
ハーフコートのマンツーマンになってしまうとのことですが、具体的にどういった状況でマンツーマンになってしまうのでしょうか?
一応ゾーンディフェンスなので各人の守る範囲は決まっています。
高い位置の3-3DFになってしまっていませんか?
Posted by まっけん at 2013年11月13日 02:36
ヒカルさん
ぜひ使用して下さい!
わからないことあれば聞いて下さい!
FSTOに所属していてその日の試合には参加しました。
背番号は10番です。
いまは若手に頑張ってもらってるのでリズムが悪くなったら出場するようにしています(^-^)
Posted by まっけん at 2013年11月13日 02:38
こんばんは。
解答ありがとうございます。高い3:3にはならないですが、45やセンターが、ダブルに入る場合は4:2DFで対応できます。サイドがダブルに入ると…相手が自由に動き回り、ゾーンでは対応できず、マンツーになってしまいます。
幸い相手のミスが増えたり、慌ててシュートを打ってくれるのでミスに繋がる分、助かってはいますが…それでも、ゾーンを維持するべきですか?
説明が悪くてすいません。
Posted by はなはな at 2013年12月09日 17:31
はなはなさん
なるほど。サイドが切り込んでダブルポストになった時のことですね。
サイドDFがそのままマンツーマンに付くのもありですが、それだと確かに全員がマンツーマンDF気味にになってもおかしくないです。

チームごとの約束事になりますが、私のチームではサイドがダブルポストに切り込んだ時には中間DFを下げて6-0DFに変化させます。

中間DFの身長が低い場合やチームの平均身長が低く6-0DFが適さない場合は5-0+1DF(得点力、展開力あるバックプレーヤーにマンツーマン)、4-0+2DF(両45度にマンツーマン)にします。
ただし4-2DF、4-0+2DFにして相手が走り回りどうしてもマンツーマンになってしまうならば5-0+1DFで守るのはどうでしょうか?
相手がダブルポストをやめてバックプレーヤーに戻ってきたらマンツーマンに付いている中間DFがパスカットを狙いつつ3-1-2DFにシステムを戻せばいいですから。
ぜひ試してみて下さい!
Posted by まっけんまっけん at 2013年12月16日 20:44
こんばんは解答ありがとうございます。
中間DFを下げるですね!実際にやってみるとなかなか難しいですね!
今のところ連動して動けないので、ぎこちないですが、時間をかけても挑戦してみます。スムーズにマークチェックが出来るようになると、確かに怖いDFになりそうです。
アドバイスありがとうございました。
Posted by はなはな at 2014年01月16日 19:29
はじめまして。とある国公立大学でハンドボールをしている者です。まっけんさんの考えられた3:1:2ディフェンスを見て、現在チームに取り入れようとして練習に励んでいます。練習を重ねる内に、何点か課題が出てきたので、もしよろしければ教えてください。
1.中間ポストの守り方
中間位置に浮いてきたポストは、どのように守るのが理想でしょうか。

2.サイドディフェンスの守り方
ポストがいる側のサイドは、サイドにパスを入れさせても構わない、と書いてありましたが、練習をしているとポストがいる側の45°→サイド→ポストと繋がられることが多々あります。これはやはり、センターバックが全てポストに勝ちの位置を取らせないように守るしかないのでしょうか。
そうなると、また真ん中の空間が広くなるような気がして非常に不安です。

3.ダブルポスト時
私もはなはなさんがおっしゃるとおり、ダブルポストのときにはハーフコートマンツーのようになってしまう経験をしています。
それについてですが、まっけんさんのお考えでいいので
①45°がポストに入る場合
②センターがポストに入る場合
③サイドがポストに入る場合
それぞれの場合の最適な守り方を教えていただけないでしょうか。

お忙しいところ大変恐縮ですが、ご教示いただけたら幸いです。

また、無理なお願いとは思いますが、時間があれば本当に直接ご指導いただきたいです。
Posted by キクマ at 2014年02月04日 23:21
キクマ君
初めまして!コメントありがとう!
質問には私の考えてる理想をお答えします。

1 浮いた若しくはブロックしに行く中間ポストの守り方

これはセンターバックが付いていきます。
理想はセンターバックが浮いたポストに付いていくため、ガラ空きになった中央の隙をつかれないよう両サイドDFは相手サイドを絶対に入れさせないこと。

2 サイドDFの守り方
ポストがいる側のサイドDFが出ない理由はセンターバックの守備範囲がさらに広がってしまうから。
サイドDFは相手サイドをポストパスのコースを消しながらドリブルカットを狙える間合いで守ります。
センターバックはボールがある側のポストにはべったりマークしても構いません。
理想のDFではボールと逆側の相手サイドには切り込まさせないことが約束事だから。
またボールがセンターに戻れば中間DFの枝でパスコースを消せるのでべったりマークする必要がなくなります。

3 ダブルポスト時(プラスαは6-0DFとする)
①45度がポストに。
凹んだ定位置にいる中間DFが相手45度を受け止めてそのままセンターバックに下がる。
②センターがポストに。
これも中間DFが相手センターを受け止めてセンターバックに下がる。
③サイドがポストに。
これは入られた方によります。
理想はポストに入れさせないこと。
ただ全てを守るのは難しいので次の対応は味方45度の前を通すように相手サイドを押し出します。
味方45度の後ろを無理に入って来る時はチャージングを狙う。ボールを持っていない人間でも正面で受ければゴール側の審判が見てくれてます。
もし味方45度の後ろを切り込まれそうな場合はサイドがダブルポストとコーチングをして中間DFがボールとの対角のパスコースを消しながらセンターバックに下がる。
注意すべき点はサイドDFが切り込む相手サイドに付いていくこと。
中間DFと45度DFが背中側で何が起きてるかわからずマークがわからなくなるため。
なので理想はポストに切り込まれたとしても味方45度の前を通すことだね。
前を通すことで視野に入れれるし、ダブルポストになる瞬間の隙を無くせるから。

文章だけでは全てを理解できないと思うので私で良ければ練習に顔出しますよ(^o^)
私も今年から全日本マスターズに参戦するので一緒にトレーニングしましょう☆
Posted by まっけんまっけん at 2014年02月11日 00:38
まっけんさん、細かに教えていただきありがとうございました!
ダブルポスト時の守り方がわかってきました。本当にありがとうございます。

申し遅れましたが、私は岡山大学という国公立大学でハンドボール部の主将をしております。岡山大学は中四国リーグに所属しており、その中の一部リーグに在籍はしていますが、毎年強豪校を倒すことができずにいます。
私たちが強豪校に勝つためにはロースコアの試合をしなければなりません。そうして色々なディフェンスを模索する中でまっけんさんの考えられたこのディフェンスを見つけた次第です。

私たちのチームには、指導者がいません。この新しいディフェンスを完成させるためには、私たちだけの力では限界があると感じています。いつでもけっこうです。来ていただけるなら交通費ももちろんお出ししますし、私たちがそちらに伺うという形でも構いません。私たちにご指導いただけないでしょうか。
Posted by キクマ at 2014年02月14日 20:54
トップが抜かれた時、二枚目が寄りますよね。その時にセンターバックは45アウトを守りに行きますよね。その時にポストが空くんですよ。その場合は逆の二枚目が守るしかないですよね。それとも枝だけで守るんですか?

以上、質問でした!
Posted by まこまこ at 2014年11月09日 15:20
まこまこさん
空いたポストは中間DFが下がって守る約束事です。
抜かれた時点で中間DFはマークチェンジの切り替えを素早く移行しなければなりません。

相手センターの1対1に対しては45度がカバーしやすいように高目で守りましょう。
Posted by まっけん at 2014年11月15日 03:04
かなり自チームにあった形にしましたが、春中でやってみましたよ。子供達には321だと、他のチームの指導者にも321だと言っていますが…。トップの選手の運動量がハンパありませんが、かなり有効でした。セットディフェンスはかなり守れました。上3枚の足の向きとか、ラインの合わせとかをしっかりしないといけませんが。かなりいいです!ありがとうございました!
Posted by まこまこ at 2015年03月30日 16:26
まこまこさん
システムを取り入れて頂きありがとうございます!
約束事をチームで決めて完成させて下さいね!
Posted by まっけん at 2015年05月11日 21:12
はじめまして
高校でハンドボール部やってます

3-1-2のディフェンスにすごく興味を持ちました
部活でこのディフェンスを使ってみたいと思うのですが
僕も初心者なので伝わるかとても不安です

3-1-2のディフェンスをやっている動画などありませんか?
もしあるなら見たいのですが
Posted by 中川 at 2016年07月16日 17:32
連続の投稿ですいません

3-1-2ディフェンスはパスカットを狙うディフェンスですか?
もしそうならどこでパスカットを狙うべきか教えてほしいです
Posted by 中川 at 2016年07月17日 14:52
中川君
初めまして。
残念ながら動画は無いですね。
3-1-2DFはパスカットを狙うシステムではありませんが中間DFがポストをカバーした時に45度とサイドDFが駆け引きでパスカットを狙えます。、
Posted by まっけん at 2016年07月29日 22:49
 
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